スーパーGTは複数のサーキットで4月から11月にかけて8回開催されます(2021年)。
サーキットは全て同じコースではないので、サーキット毎に特徴があります。
例えば、ストレートが長い、天候が変わりやすい、コース幅が狭い、高低差が激しい、抜きにくいなどなど。
この記事の内容
スーパーGTで使われているサーキットの特徴
カーレースのゲームをしていると、運転しやすい、しにくいサーキットがわかってきますので、ゲームをしてみると体感できるので面白いと思います。
ゲームとはいえ、スーパーGTで開催されているサーキットがそのままプレイできるのでおすすめです。
それでは、サーキットによってどんな特徴があるのか、いくつか見ていきましょう。
温度変化に気をつけないといけないサーキット
気温が安定しない季節(春先)などに開催されるサーキットは、路面温度とかが変化しやすいので、チームはタイヤの選択に苦労します。
タイヤには固め(ハード)よりのタイヤや、軟め(ソフト)タイヤが準備されており、各チームの作戦でタイヤを選択します。
ハードタイヤはグリップが弱い反面、耐久性があります。よって、コーナーを速く曲がれる性能は弱いが、安定して長く使える特徴があります。
ソフトタイヤはグリップが強い反面、耐久性がありません。よって、コーナーを速く曲がれる性能は強いが、長持ちしません。
タイヤが劣化していたら、性能が低い車にも簡単に抜かれてしまいます。
よって、スーパーGTでのタイヤ選択は、非常に重要なマネジメントです。
天候が変わりやすいサーキットはチームの判断力が要
山間部にあるサーキットは天候が変わりやすく、特に雨が降ったりやんだりする季節では、チームの判断力が試されます。
「これから晴れるだろう」
と判断したチームが、晴れ用のタイヤを装着してそのまま晴れれば勝率が高くなります。
逆に、雨用のレインタイヤを装着したチームは、無駄なタイヤ交換が必要となり、大きくタイムを落とすことになります。
スーパーGTはピット作業で順位が頻繁に前後するレースです。
ピット作業はドライバー交代のときと同時にタイヤ交換、給油を行います。
しかし、タイヤ選択を誤ったことで、ピット作業が増えて大きく順位を落とすことになるのです。
高低差が激しいサーキットは迫力満点
サーキットによっては、高低差が50mもあるサーキットがあります。
下り、上り両方での、車のバランスがよい車が有利となります。
平坦な道よりも、高低差があるコーナーをものすごいスピードで駆け抜ける姿を見るのは圧巻ですよ。
その例として、F1で開催されるベルギーのスパ・フランコルシャンというサーキットに「オー・ルージュ」という急坂の有名なコーナーがあります。
緩いコーナーなため、ラインどりを駆使して猛スピードで駆け上がる姿は、テレビで見ててもその迫力が伝わってきます。
ストレートが長いサーキットは順位変動あり
ストレートが長いサーキットは全長1Kmを超えるサーキットもあります。
600馬力以上で軽量化されたスーパーGTのマシンは、その間アクセル全開で走るためスピードは300km前後となります。
そこから一気に減速して、次のコーナーを曲がっていくんです。
ゲームをしてても、ブレーキングポイントが少し遅れるだけでコースアウトしてしまします。
そして、長いストレートは抜くポイントでもあり、前の車にピッタリとつけ風の抵抗を受けない状態にして、一気に抜き去ります。
前の車は後ろにピッタリとつけられまいと、車を左右に揺さぶったりもしています。
長いストレートは、順位が入れ替わることが多く、ストレート後のコーナーではコースアウトも多いのでみどころの一つです。
狭いコースなので迫力があるサーキット
元々バイク用で作られたような、コース幅が狭いサーキットは抜くのが難しく、バトルが面白くなるサーキットです。
抜くポイントが少ないため、少しでもチャンスがあれば、強引に抜いたりしますからね。
なので、接触などで順位が入れ替わることも多くなります。
こういったサーキットは、コースと観戦エリアも近いため、サーキットに足を運び観戦するとかなり迫力があると思います。
(番外編)右回りが左回りになる不思議なサーキット
個人的に大好きで、F1が何度も開催されたサーキットがあります。
コースが途中で立体交差してるため、右回りから左周りになるという特徴があります。
カーブが連続したテクニカルコーナー、ヘアピンコーナー、シケインと呼ばれるクランク、ほぼ全開で曲がる高速コーナーなど、コースレイアウトが多様なサーキットとなっています。
ぼくも一度バイクレースを見に行ったことがあります。
まとめ
決して同じレイアウトではないサーキットはそれぞれ特徴があります。
テレビ観戦をしていると
「ここは抜きにくいサーキットです。」
とかよく聞く言葉です。
また、ミッドシップレイアウトの車はテクニカルコーナーとかが得意です。
なので、車種や駆動方式も参考にしながら、各サーキットのラップタイムとかも見てみると面白いと思います。