スーパーGT レース

スーパーGTで使われているサーキットの特徴

2021年9月7日

スーパーGTで使われているサーキットの特徴

スーパーGTは複数のサーキットで4月から11月にかけて8回開催されます(2021年)。

サーキットは全て同じコースではないので、サーキット毎に特徴があります。

例えば、ストレートが長い、天候が変わりやすい、コース幅が狭い、高低差が激しい、抜きにくいなどなど。

スーパーGTで使われているサーキットの特徴

カーレースのゲームをしていると、運転しやすい、しにくいサーキットがわかってきますので、ゲームをしてみると体感できるので面白いと思います。

ゲームとはいえ、スーパーGTで開催されているサーキットがそのままプレイできるのでおすすめです。

それでは、サーキットによってどんな特徴があるのか、いくつか見ていきましょう。

温度変化に気をつけないといけないサーキット

気温が安定しない季節(春先)などに開催されるサーキットは、路面温度とかが変化しやすいので、チームはタイヤの選択に苦労します。

タイヤには固め(ハード)よりのタイヤや、軟め(ソフト)タイヤが準備されており、各チームの作戦でタイヤを選択します。

ハードタイヤはグリップが弱い反面、耐久性があります。よって、コーナーを速く曲がれる性能は弱いが、安定して長く使える特徴があります。

ソフトタイヤはグリップが強い反面、耐久性がありません。よって、コーナーを速く曲がれる性能は強いが、長持ちしません。

タイヤが劣化していたら、性能が低い車にも簡単に抜かれてしまいます。

よって、スーパーGTでのタイヤ選択は、非常に重要なマネジメントです。

天候が変わりやすいサーキットはチームの判断力が要

山間部にあるサーキットは天候が変わりやすく、特に雨が降ったりやんだりする季節では、チームの判断力が試されます。

「これから晴れるだろう」

と判断したチームが、晴れ用のタイヤを装着してそのまま晴れれば勝率が高くなります。

逆に、雨用のレインタイヤを装着したチームは、無駄なタイヤ交換が必要となり、大きくタイムを落とすことになります。

スーパーGTはピット作業で順位が頻繁に前後するレースです。

ピット作業はドライバー交代のときと同時にタイヤ交換、給油を行います。

しかし、タイヤ選択を誤ったことで、ピット作業が増えて大きく順位を落とすことになるのです。

高低差が激しいサーキットは迫力満点

サーキットによっては、高低差が50mもあるサーキットがあります。

下り、上り両方での、車のバランスがよい車が有利となります。

平坦な道よりも、高低差があるコーナーをものすごいスピードで駆け抜ける姿を見るのは圧巻ですよ。

その例として、F1で開催されるベルギーのスパ・フランコルシャンというサーキットに「オー・ルージュ」という急坂の有名なコーナーがあります。

緩いコーナーなため、ラインどりを駆使して猛スピードで駆け上がる姿は、テレビで見ててもその迫力が伝わってきます。

ストレートが長いサーキットは順位変動あり

ストレートが長いサーキットは全長1Kmを超えるサーキットもあります。

600馬力以上で軽量化されたスーパーGTのマシンは、その間アクセル全開で走るためスピードは300km前後となります。

そこから一気に減速して、次のコーナーを曲がっていくんです。

ゲームをしてても、ブレーキングポイントが少し遅れるだけでコースアウトしてしまします。

そして、長いストレートは抜くポイントでもあり、前の車にピッタリとつけ風の抵抗を受けない状態にして、一気に抜き去ります。

前の車は後ろにピッタリとつけられまいと、車を左右に揺さぶったりもしています。

長いストレートは、順位が入れ替わることが多く、ストレート後のコーナーではコースアウトも多いのでみどころの一つです。

狭いコースなので迫力があるサーキット

元々バイク用で作られたような、コース幅が狭いサーキットは抜くのが難しく、バトルが面白くなるサーキットです。

抜くポイントが少ないため、少しでもチャンスがあれば、強引に抜いたりしますからね。

なので、接触などで順位が入れ替わることも多くなります。

こういったサーキットは、コースと観戦エリアも近いため、サーキットに足を運び観戦するとかなり迫力があると思います。

(番外編)右回りが左回りになる不思議なサーキット

個人的に大好きで、F1が何度も開催されたサーキットがあります。

コースが途中で立体交差してるため、右回りから左周りになるという特徴があります。

カーブが連続したテクニカルコーナー、ヘアピンコーナー、シケインと呼ばれるクランク、ほぼ全開で曲がる高速コーナーなど、コースレイアウトが多様なサーキットとなっています。

ぼくも一度バイクレースを見に行ったことがあります。

まとめ

決して同じレイアウトではないサーキットはそれぞれ特徴があります。

テレビ観戦をしていると

「ここは抜きにくいサーキットです。」

とかよく聞く言葉です。

また、ミッドシップレイアウトの車はテクニカルコーナーとかが得意です。

なので、車種や駆動方式も参考にしながら、各サーキットのラップタイムとかも見てみると面白いと思います。

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